数年前のkakitaの一言です。
毎年開催されるNBAドラフト会議ですが、
- どうやって1位指名権が決まるのか
- ドラフトに参戦できる選手の決まり方
- ドラフト制度のメリットやデメリット
これらがいまいちわかっていませんでした。
本記事では昔の自分の疑問を解消すべく、NBAドラフトの仕組みについてどこよりも詳しく解説します。
ドラフトについて詳しくなくてもNBAは楽しめますが、
シーズン前の各チームの攻防も楽しめるようになるので、知っておいて損はないと思います。
ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
ドラフト会議とは
毎年6月に開催されているドラフト会議ですが、2020年はコロナの影響もあり、
大幅なスケジュール調整で11月19日開催となりました。
本来であれば10~4月のシーズン終了後に行われるのが普通ですが、前述のとおり、大幅にスケジュールが変わりました。
ドラフト会議では、ドラフト候補選手をNBA30チームが奪い合います。
より有望な選手を得るために各チームは1位指名権の獲得を目指します。
候補選手はアメリカ内の大学生や、プロを経験した選手が候補に挙がります。
2019年はみなさんもご存じかと思いますが、「八村塁」選手が9位指名で日本人初の快挙となりましたよね。
そんなドラフト制度ですが、毎年ルーキーをめぐって各チームの攻防が見れるので非常に楽しみでもあります。
チームによっては育成ではなく、スターターとしても活躍できる選手を狙っているので、
ドラフト戦争が勃発しています(していません)。
基本的にはシーズンの順位が低かったチームに1位指名権が与えられ、リーグ内のバランスが調整される仕組みになっています。
なので、弱いチームが強い選手を獲得し、リーグの競争を激しくさせてくれます。
ドラフト候補選手になるには
では、ドラフト候補選手になるにはどうしたらいいのでしょうか?
候補になるには、2つのパターンがあります。
まずは年齢や資格で決まるパターンです。
「22歳以上かつ大学の卒業資格、そしてNBA以外でのプロ経験」
この条件に当てはまれば立候補できます。
もう一つのパターンがアーリーエントリー制度です。
アーリーエントリー制度
アーリーエントリー制度とは、大学在学中の選手でも立候補できる制度です。
八村選手もこの制度を使ってNBA入りを果たしました。
選手の中には少なからず、有望すぎて即戦力となりうる力を持つ選手が存在します。
そんな選手のために用意されているのがアーリーエントリー制度なのです。
条件としては、「19歳以上かつドラフト会議開催前60日以内に立候補」というもの。
選手はNBAチームからの評価を聞くことができ、期待されていることを知れば、応募を行います。
アーリーエントリー制度のデメリット
補足ですが、アーリーエントリー制度には少しだけ欠点があります。
それは大学バスケの盛り上がりが欠けてしまうということ。
アメリカではNBA並みに大学バスケの人気が高いです。
そんな中、NBAにドラフトで有力選手が引き抜かれてしまい続けると、大学バスケの面白みが減ってしまうのです。
1位指名権はどのチームに?
では、気になる1位指名権の行方はどのチームに渡るのでしょうか?
1位指名権はロッタリー方式で決定します。
正確に言うと1~3位までの指名権を決定します。
ロッタリー方式とは、昨シーズンのプレイオフに参加できなかったチームで抽選を行う方式です。
さらに、シーズン成績の悪かったチームの当選確率が上がる仕組みになっています。
2019年はペリカンズが1位指名権を使い、かの「ザイオン・ウィリアムソン」を獲得しました。
1巡目以降はどう決まるの?
1巡目(1~15位)が終わると16~30位はプレイオフ参加チームが成績の低かった順に選んでいきます。
31~60位までも同様にシーズン順位の低かったチームから選択を行う、ウェーバー方式を採用しています。
基本的に弱いチームが有利になるような仕組みになっているのです。
2020年のドラフト予想は?
ではドラフトの仕組みが分かったところで、2020年のドラフト有力選手を紹介します。
「アンソニー・エドワーズ」、
「ジェームズ・ワイズマン」、
「ラメロ・ボール」の3人を紹介します。
アンソニー・エドワーズ
ポジションはガードで、攻撃力の高さが評価されている選手である。
ディフェンスを崩すドライブで切り込んで自身でショットを狙えるのが最大の強み。
ゲームメイクやディフェンスが課題とされているが、フィジカルも弱くないので、
獲得したチームの育成によって補強されれば、相当な脅威となる選手になること間違いなしだ。
ジェームズ・ワイズマン
ポジションはセンター。圧倒的ビッグマンだ。
ゴール下の守護神かつ、ポストスコアラーとして攻撃面でも活躍を期待されている。
走りにも自信があり、貴重な走れるビッグマンとして欲しがるチームも多い。
アシスト能力やディフェンスのポジショニングなどに不安があるが、まだまだ成長途中なのは間違いない。
ラメロ・ボール
ポジションはガード。
今年一番の才能をもつ選手と言われている。
アシスト能力が素晴らしく、コート中が見えているような選手である。
ジェイソンキッドばりのアシストで観客を沸かせることもできるし、泥臭いリバウンドにも飛び込む。
シュート力には少し不安がある選手だが、有り余る制圧力があるので、今後の成長に注目したい。
まとめ:ドラフトは1~3順目までがクジで決まり、それ以降はシーズンの成績順で決まる
いかがでしたでしょうか?
NBAドラフトについて理解していただけたと思います。
簡単にまとめると、
「弱いチームが有利な制度ということ」
なので、自分の応援するチームが弱くても、来年は超強化されて帰ってくる可能性があります。
僕の応援するGSWは今年は怪我により圧倒的下位になってしまいました。
さらに今シーズンもトンプソンが全休となり、かなり絶望的ですが、
「ワイズマン」辺りの走れるビッグマンをドラフトで獲得し、カリーともに爆発してくれることを願っています。
今年のNBAも楽しみですね!